コンセプト
ASAHIデンタル・オフィスPRIMEC
が考える
治療コンセプト
Concept
独自の歯科治療コンセプト『PRIMEC』の構築
ASAHIデンタル・オフィスPRIMECでは、『PRIMEC』という、独自の歯科治療コンセプトを構築しています。
『PRIMEC』とは、下記に掲げた単語の頭文字を一つずつつなぎ合わせたサブネームです。
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重要、一流、最上級
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歯周治療学
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小児歯科、咬合育成矯正歯科
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予防
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デンタル・インプラント
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最小限の処置
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審美
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経済的な・能率的
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普遍的な
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カリオロジー=齲蝕(うしょく※)学 ※齲蝕(うしょく):虫歯
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快適な・心地良い
これらを総合的に考慮し、それぞれの患者さんに適した治療をご提供しています。
日本人の歯科意識を改革 Consciousness reform
何度も治療を繰り返さないために
噛み合わせは歯の健康と全身のバランスを左右します
歯磨きを頑張っているのに、虫歯や歯周病が改善しない…その原因は、実は「噛み合わせ」にあります。
歯は1本1本独立しているわけではなく、上下の歯が噛み合うことで力を分散し、健康を保っています。しかし、顎の位置や関節に問題があると、正しい噛み合わせが実現できず、特定の歯に過度な力が加わります。
これが、虫歯や歯周病の悪化、歯の破損や顎関節症などの原因となるのです。
さらに、噛み合わせは全身のバランスにも影響を与えます。頭痛や肩こり、腰痛などの慢性的な症状が、実は噛み合わせの悪さによって引き起こされている場合も少なくありません。
歯科医院で噛み合わせを調整し、土台を整えることで、歯の健康だけでなく、全身の健康も改善される可能性があります。
正しい噛み合わせは、健康で快適な生活を送るために欠かせないものです。
噛み合わせは、全ての歯科治療と関係しています。
噛み合わせを調整することで、抜くしかないと思っていた虫歯を残せたり、歯周病の進行を防げるかもしれません。矯正治療で見た目を美しく改善する場合も、正しい噛み合わせで行なうことが重要です。
顎の位置に問題があるのに治療をするのは、地盤の悪いところに家を建てるようなものです。
治療を繰り返さないためにも、
日本人は歯科意識を改革する必要があるのです
「痛くなったら歯医者に行く」は間違い
日本では、歯周病にかかっている人、口臭を気にしている人は、いずれも80%にものぼります。80歳の平均残存⻭数を見ても、スウェーデン:約20本、アメリカ:約17本、⽇本:約15本と、他国に比べ少ないのが現実です。
これは、日本人のオーラルケアへの意識の低さを表しています。
⽇本⻭科医師会の調査(2020年)では、⻭科受診を先延ばしにしている⼈が半数(52.7%)を超え、「もっと早く検診や治療を受けておけばよかった」と後悔した⼈が76%にものぼっています。
「痛くなったら歯医者に行く。治療したら終わり」という考え方を変えなければ、このように後悔する人が増えるだけです。
「歯磨きすればいい」わけではない
日本人は「世界一歯を磨いている」といわれています。その割には、先進国のなかで虫歯罹患数が多いのが現実です。「大人の虫歯が減っている」という印象は受けません。
そこには、「歯を磨いているからいい」という勝手な自己判断が関係しています。
口腔内環境は、人それぞれ異なります。お口の中には約700種類の菌が存在しますが、虫歯に関する菌を持っている人、歯周病に関係する菌を持っている人、そしてそれらのかかりやすさも違ってきます。「自分はどのタイプか」をきちんと知り、それに合わせたケアを行なうことが大切なのです。
美しい歯で人生をプラスに Make life positive
全身の健康はお口の健康から
「歯をきれいにする」ことで自分に自信が持てるようになり、笑顔が増えていきます。また、積極的にコミュニケーションできるようになり、人間関係が良好になったり、仕事が円滑に進むという効果も生み出します。そして、いくつになっても好きなものを食べ、食事を楽しむことができます。
つまり、お口の健康はさまざまな場面で精神的な充実感をもたらし、それが全身の健康にもつながっているのです。このように、美しい歯には、人生にプラスの要素を大幅に増やしてくれる役割もあるということです。
インプラントという選択肢
一生自分の歯で過ごせるに越したことはありませんが、歯が28本全部あるときに1本でも失った場合、咀嚼の能率が40%落ちるといわれています。機能性や審美性を取り戻すためには、インプラントで欠損部分を補う必要があります。
しかしインプラントのはたらきはそれだけではありません。欠損部分に埋め込まれることでほかの歯と同じく均等に力がかかり、周りの歯を守ることにもつながります。
「全部自分の歯でないとだめ」ということはありません。状態が悪い歯を無理に残しても、慢性的な炎症が続いてしまっては体に悪影響を及ぼします。悪い歯を抜き、インプラントにしたほうがいい場合もあるのです。
矯正治療もインプラントと組み合わせることで、より良い結果につながることがあります。生まれつき歯がない方には、インプラントで環境を整えることも有効です。
定期的な
プロフェッショナルケア
Professional care
「プロフェッショナルケア」とは、「日常生活で歯石をつけるような生活をさせない」ための取り組みです。
私たちの口の中には常在細菌が存在し、ほかの菌の増殖など一定の条件がそろうことで、形を変えて歯周病を引き起こします。実際に害を及ぼしはじめるまで、3ヵ月ほどです。
歯石は菌の温床となってしまうため、歯石のない状態を維持できるよう、歯科医院でプロフェッショナルケアを受けることが重要です。物理的な処置はもちろんのこと、患者さんの食生活についてのアドバイスなど、できる限り歯石をつけない生活をしていただけるよう心がけています。
「ちゃんと歯を磨いているから大丈夫!」という油断は禁物です。なぜなら、常在細菌は誰の口の中にも存在するうえ、自分で行なう歯磨きでは、汚れの50%ほどしか落とせていないからです。
落としきれない歯垢は虫歯の原因となり、歯垢が石灰化して歯石になれば、歯周病の発症リスクが高まってしまいます。
『痛みがない』から『虫歯がない』わけではありません。
「痛くもないのに歯医者に行くなんて…」と思っていらっしゃる方にお伝えしたいのは、『痛みがない』ことは『虫歯がない』とイコールではないということです。目視できない詰め物や被せ物の隙間、痛みを感じない神経を取った歯など、隠れ虫歯が進行していることもあるのです。放置していると、突然歯を失ってしまうこともあります。
そこで、「でも、治してもらえばいいんだから…」と考えるのは間違いです。歯は治療を繰り返すほど弱くなり、失う率が上がってしまいます。
⾍⻭の治療は、平均5回が限界です。つまり、再発を防ぎ、治療を繰り返さないことに意義があるのです。
歯の健康を守るためにも、そして歯石がつかないようにするためにも、歯科医院で定期的なプロフェッショナルケアを受け、発症・再発防止に努めていただきたいと思います。
3ヵ月に1回を目安に定期的にチェックを受け、お口の病気を防ぎましょう。
正しいオーラルケア知識を持ち、
後悔しない歯科治療を
Correct oral care knowledge
前述の⽇本⻭科医師会の調査(2020年)では、「お口の病気予防のためには定期メンテナンスの受診が重要である」と知っている⼈は、32.2%にすぎないという結果が出ています。「痛くなったら歯医者に行く。治療したら終わり」という誤った考えを改め、「歯科治療は歯を守るためのもの」という正しい知識を持ちましょう。
歯磨きなどのホームケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアを合わせることで、歯の寿命は延ばせるのです。
「将来、自分の歯を少しでも多く残せるように」という考え方はとても大切ですが、当院ではその先を目指し、「生涯、自分の歯を全て残せるように」と考えています。
当院であれば、患者さん一人ひとりの口腔内環境やライフスタイルに基づいた総合的な判断を下し、後悔しない歯科治療をご提供できます。正しいオーラルケア知識を持ち、ご一緒にお口の健康づくりに努め、美しい歯を維持しましょう。
当院の診療方針 Dental treatment policy
一人ひとりの患者さんに適した歯科治療
歯医者さんにも得意分野がありますが、得意な治療だけで患者さんにご満足いただくことはできません。基本的な技術を習得したうえでさらに上の分野にステップアップし、不得意な分野は得意な先生に任せる、これが本来歯科医師としてあるべき姿です。
そして、一様な歯科治療では患者さんに満足いただけないということも、理解しておく必要があります。
たとえ同じ年齢・同じ症例の患者さんであっても、口腔内環境はもちろん、全身状態、病歴、生活習慣、家庭環境、職業、社会的地位などが異なれば、治療方法も異なります。
それらを考慮し、当院では一人ひとりの患者さんにとって最適な診療方針を立てる「カスタムメイド診療」を行なっています。
カウンセリングには1時間ほどいただき、患者さんのお話を丁寧にお聞きします。人前に出る仕事かどうか、健康増進や結婚前の審美的改善など、治療の目的は何なのか、費用の心配はないか…など、プライベードに立ち入ることもあるかもしれません。そうしないと、どのような治療が適しているか判断できないからです。
このカウンセリングの内容から総合的に判断し、治療後も日常生活で無理なく歯の健康を維持いただけるよう、最善を尽くして治療させていただきます。